12AU7という電圧増幅管の回路図ですが
Rpを10kΩから1MΩまで
少しずつ変化させた場合
プレート電圧がどのように変化するのかを
テストしてみました。
Rp 10k というプレート抵抗ですが Rp 10k * と表示されていますね。
「*」 がついているのは コントロールオブジェクト(パラメーター可変) であるという印です。
具体的な方法は、メニューから
解析>コントロールオブジェクトの選択で、Rpを指定し
可変させる範囲を指定します。
そして、メニューから
解析>DC解析>DC伝達特性で、
解析を実行します。
解析結果がグラフで表示されます。
横軸がプレート抵抗
縦軸がプレート電圧です。
カーソルボタンを押してカーソルを出して
プレート電圧が150Vとなる
プレート抵抗の値は75KΩであると
わかります。
しかし、このデータは あくまでも カソード抵抗が3.3KΩの場合ですので、
カソード抵抗がもし2.2Kだったり6.8Kだったりによってグラフの曲線は変わってきます。
ちなみにカソード抵抗Rkが 6.8Kの場合曲線がどうなるのかみてみます。
カソード抵抗Rkが 6.8Kの場合
プレート電圧が150Vとなる
プレート抵抗の値は125KΩ
のようです。
カソード抵抗を変化させてグラフを描き直すのではなく
ひとつのグラフで複数のカソード抵抗の曲線を同時に表示させることもできます。
メニューから
解析>コントロールオブジェクトの選択で、Rkを指定し
可変させる範囲を指定します。
最小値 3.3k
最大値 6.8k
グラフの線の個数は2個 なので
それを指定します
そして、メニューから
解析>DC解析>DC伝達特性で、
解析を実行します。
できました
緑がRk=3.3kΩ
黄がRk=6.8kΩ
の
それぞれの場合の
Rpに対するEp曲線です。
どちらにしても、 Rp(プレート抵抗)を増やすとプレートの電位が下がることがわかります。
カソード抵抗を減らすと、プレートの電位の下がる度合いが激しくなります。
緑がRk=500Ω
黄がRk=6.8kΩ
の
それぞれの場合の
Rpに対するEp曲線です。
カソード抵抗を500Ωと極端に小さくした場合は緑の曲線のように、
プレートの電位の下がる度合いがものすごく激しくて、コレクタ抵抗をかなり小さくしないと
コレクタ電圧が十分に確保できない状況になるようです。
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