前回、記憶をたよりにサーキットビューワーでトランジスタの増幅回路を書いてみたのですが
不安なので、ネット検索で少し探してみました。
僕は数学が苦手で初心者向けの記事でないと読めません。
記述が初心者向けでわかりやすいのは
トランジスタ回路の基本設計法 のページの
【アナログ増幅基本回路】 ← ズバリ この記事です。
まず、コレクタ抵抗を決定します。
電源電圧を12V
コレクタに、10mA 流す設計にしたいと思います。
コレクタには電源電圧の半分の電圧をかけたいので
(12V/2)/0.01A=600
コレクタ抵抗は600オームとなりました。
次に
エミッタ抵抗、 だいたいコレクタ抵抗の10-20%だそうです。
そこでだいたい15%として、100オームとします。
次にベース電圧を考えます。
無信号時にはエミッタ抵抗にはコレクタ電流が
流れており、かつベースエミッタ間電圧は約0.6Vでほぼ一定ですから、
ベース電圧= コレクタ電流×エミッタ抵抗+0.6 となります。
0.01*100+0.6=1.6 V がベース電圧です
次に、ベース接地間抵抗とベース電源間抵抗を求めるには
ベース接地間抵抗 = ベース電圧÷(10×ベース電流)
ベース電流は、コレクタ電流/hfe =0.01/100=0.0001
その10倍は0.001
ベース接地間抵抗 = ベース電圧÷0.001=1.6K
ベース電源間抵抗= (電源電圧-ベース電圧)÷(10×ベース電流)
=10.4/0.001=10K
サーキットビューワーで再現してみました
抵抗値は市販されている値の近似値を使いました。
コレクタ電圧 電源の約半分
コレクタ電流 は 約10mA
ベース電圧は 1.68V
ほぼ設計どおりのデータが出ています。
入力波形は 0.5mV 1KHz
出力波形は600mV近く
きれいな正弦波です
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