bbradio様の記事を参考に、2SC1815Yを使い、
チョークコイル負荷の高周波増幅ラジオを
ブレッドボードで実験してみました。
おもしろいです!
僕の実験でbbradio様の記事と変わっている点は、
バーアンテナコイルは用いずループアンテナを用いていることです。
ループアンテナは、以前実験した低周波増幅ラジオのものをそのまま転用していますが
少し違うのは、ループアンテナから直接高周波を取り出すのではなく、
ループアンテナに沿わせるように2回巻きのコイルを電磁結合させている点です。
早い話、ループアンテナ上で、10対2のトランスを作って、10側の方はバリコンと並列に繋いで
同調させ、2側の方は、出力を取り出すのに用いているということです。
2mHのチョークコイルは2.2mHを使い
2.2Mオームの抵抗は、3.3Mを使ってみたり
2Mの抵抗器に1MのVRを直列に繋いで実験してみました。
このベースに繋ぐ抵抗を小さい値にするほど感度が抜群に増しますが、同時に分離がめちゃくちゃ悪くなり、40Kオームくらいまで小さくすると、もう中波の放送局が全部同時に聴こえて頭が可笑しくなりそうです。 「風力5晴れ金正日総書記北北西の風」のような...。
ただし、ずっと抵抗値を下げていくと、あるポイントでまったく聴こえなくなります。
聴こえなく直前が感度が最高ですが、選択度は悪いです。
どのくらい悪いかというと、NHK第一と第二が一緒に聴こえます。
3Mオームくらいにすると かなり選択度が良くなります。
3.3Mオームで分離が大変良くなり、
今までNHKに押されて困難だったRCC中国放送1350KHz
が、はっきり聴こえるようになりました。
このRCCはゲルマや低周波増幅では受信が困難でしたが、このラジオでループの向きを
合わせたら、 ガンガンと鳴るほどではないのですが、結構な音量で聴こえます。
このベース抵抗なんですが、よほど電波が届かない地域でないなら、グーンと大きめな
抵抗値をお勧めします。
まだ試していないのですが、今度 時間があれば、このベース抵抗と各部の電流 電圧値の相関を
調べてみたいと思います。 なんメガオームまでいけるかも...。
低周波増幅ではうまく聴こえない放送局を聴くなら絶対お勧めのラジオですが
もともと強力に入棺(なんで変換能率悪いの!このIME)入感していた局(広島NHK第二)を聴くのなら
以前の低周波増幅のほうが音は良いかなと思いました。
なにしろ 電波が強いのに増幅すれば歪みますので !
まあ 実験自体が面白いわけで、 放送を聞くなら 市販ラジオを使えば済むわけで...。。
ちなみに ポリバリコンの 3個の端子なんですが どうつなぐのが良いのか
よくわからないまま、適当にやっていますが、 今 調べてみたら、中央のネジと導通がある端子が
アースだということがわかりました。
なぜが 上の写真、 まぐれですが 中央をアースに繋いでいるので その点はいいようです。
さて
上のオレンジ色 と 下の赤色の端子を 上の写真では 両方とも ループアンテナの 一方に
繋いでいるのですが、 いろいろやってみて僕が勝手に決めた方法なのですが
実験結果を 記しておきます。
やばい! 今 NHK第2放送 JOFB広島が 君が代 をやっています。
間に合わないかも...
オレンジと赤の両方を繋いだ場合
RCC1350KHZ --- 時計回りに回しきったところで入る
NHK第1放送 JOFK広島ーーー 80%まで時計回りに回したところで入る
NHK第2放送 JOFB広島ーーー15%ほど時計回りに回したところで入る
赤だけを繋いだ場合
RCC1350KHZ --- 90%まで時計回りに回したところで入る
NHK第1放送 JOFK広島ーーー 70%まで時計回りに回したところで入る
NHK第2放送 JOFB広島ーーー 放送が終了してしまい測定不能 がくっ
オレンジ だけを繋いだ場合
RCC1350KHZ --- 聴こえない
NHK第1放送 JOFK広島ーーー どこに回しても聴こえる
NHK第2放送 JOFB広島ーーー 放送が終了してしまい測定不能 がくっ
というわけで、どうやら、赤だけを繋ぐのが正解のような気がします。
オレンジは 局発用とかなんかだろうと思います。
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