もういちどエミッタ接地増幅回路の設計法を考えてみる。
設定
電源電圧 を 大きめに 20ボルト とする。
流す電流も 大きめに 20 mA とする。
電源電圧を3つに区切る
Vcc_ Vc
Vce
Ve
Veは1-2ボルト以上取るのが良いらしい。
今回はVcc20Vなので、大きく3V取ってみようか。
Re=3(V)/0.02(A)=150Ω
コレクタの対接地電位は、(Vcc-Ve)/2 が望ましいと言える。
17/2=8.5(V)
Vcc_Vc (Rcの電圧降下)は、 20 - 8.5 = 11.5 V
Rc = 11.5(V)/0.02(A)=575Ω
電圧増幅率は Rc/Re= 3.833 倍 が見込まれる。
電位を整理すると Vcc = 20V
Vc = 8.5 V
Ve = 3 V
次に、ベースに注目
Vb は Ve+0.6と決まっているので 3.6Vである。
Ib(ベース突入電流)は、hfe150 として、20mA/150=133uA
R1を流す電流はその10倍以上が必要と言われているので
15倍として、133uA × 15= 2mA
Vbが3.6VだからR2=3.6/0.002(A)=1.8KΩ
R1の電圧降下は20-3.6=16.4(V)
R1=16.4/0.002(A)=8.2KΩ
サーキットビューワーで確認したところ
まあまあ ! 近似 だと思う 。
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