2010年9月24日金曜日

電圧メーター付きLM317可変定電圧電源の設計とリップル処理について

実用的な可変定電圧電源を実際に作ってみたくなりました。  
LM317の保護のために
逆流防止用のダイオードをつけました。 また、発振防止用に0.1のセラミックコンデンサを
IN OUT につけました。 リップル除去コンデンサ10uFを VRに並列に繋ぎました。


 

とりあえずブレッドボードで
組んでみました。

4本足の部品はブリッジダイオードです。この部品の中にダイオードが4個入っていて
ブリッジ整流回路をやってくれているので、便利です。 「豆」のようなのが2個ありますが
0.1のセラミックです。 3本足のLM317は 右足がIN 真ん中がOUTです INとOUTを
黒いダイオードがまたがっています。手前にある10uFの電解コンデンサの両足から5Kの
ボリュームへ繋げるオレンジと白の配線が出ています



この状態で、出力電圧は最高 14.52Vまで 出ます。  しかし、出力の + GND間に
200uFの平滑コンデンサを入れたら 18Vくらい出ます。
実験用に 定電圧電源がほしいので ぜひケースに入れたきちんとしたものを一個作ろうと
思うのですが、出力をいちいちテスタで調べるのは面倒なので、
電圧計が欲しいのですが、 高価なので、 ジャンク屋でフルスケール110uAのメーターを
買ってきましたので、これを流用したいと思います。

ちょうどこのメーターの目盛りが 0 .5 1 1.5 2 2.5 3 となっているので
30V で フルスケール 振れるようにしたいと思います。

30 V ÷ 110uA = 272 Kオーム

このメーターに272 Kオーム抵抗を直列にかましてやればうまくいくはずです。
手元に 56K と 220K があったので  直列276Kができます。







テスタと比べても だいたい OKです。

もう少し精密にしたい場合は半固定抵抗器を使うのも良いと思いますが...。



さて、10uF のコンデンサでリップルが改善されているとは言え、このままでは
まだ、かなりハム音が残っていて
ラジオやオーデイオなどには使えません。

オシロがないので、クリスタルイヤホンで耳で測っています。


そこで、出力端子 に平行に 470uFの電解コンデンサを入れました。
すると、ハム音は完全に消えました。
また、この470uFの電解コンデンサ
を入れると、最高電圧が 18.43Vまで上昇しました。

あとは、せっかく 電圧計が ピークで30Vなので、30くらいまで出力できるように
トランスを変えるかどうか、迷っているところですが
小実験用に、18Vまで出てればそれでいいのかもしれません。

大きなアンプだとどうせ30Vでも足らないかもしれませんし
部品も全部大きなものに変えないと不安ですしね


お詫びと訂正(2010/10/10加筆)
(整流ダイオード直後にコンデンサー入れたほうがいいです)





0 件のコメント:

コメントを投稿