2010年10月3日日曜日

分流ということについて...

2日前から悩んでいたことが、やっと少し解かりました。 うれしい !

解かったというより やっと解かりかけた というほうが正しいのですが...

ジャンク屋でフルスケール1mAのメーターを買ったのですが

これを1mAの電流計として使うのならそのまま使えば使えます。

では

2mAまで測れるようにするには...どうしたらいいか...1mA流した時

針が半分しか振れない仕組みを作れば良いですよね...

メーター内部抵抗とまったく同じ抵抗を並列につないで1mAを流せば

当然メーターには半額の(50%の)0.5mAしか流れなくなる...ですね。

ここまでは 簡単にわかるのですが、

じゃあ、その1mAフルスケールの電流計を10mAフルスケールの電流計として

使いたい場合は どうすればいいのか...です...???

最初、僕はこう思いました... 

...

メーターの振れ方を10分の1にすればいいじゃんか ...1mA流れていても

メーターが0.1mAしか振れないようにすればいいじゃんか...

確かにそのとおりです...

では

メーターの内部抵抗が 159Ω だったら

メーターに並列に15.9Ωの抵抗をつなげば良いのか ...???

つまりメーターの内部抵抗の10分の1の抵抗をつなげばよいのか???

そう思っていた僕なんですが... この考えは...

間違っていました。

正しい答えは →→→→→→→↓








メーターの内部抵抗の9分の1の抵抗をつなぐべきなんでした。 

メーターの内部抵抗が100Ωだとすれば 100/9=11.11Ω です

メーターの内部抵抗の11.11%の分流器をつけるべきなんです !



整理すると こうなります

1mAメーターを1mAメーターとして使いたい--------- そのまんま
1mAメーターを2mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗と同じ値の抵抗をつなぐ
1mAメーターを3mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の2分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを4mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の3分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを5mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の4分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを6mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の5分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを7mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の6分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを8mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の7分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを9mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の8分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを10mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の9分の1の抵抗をつなぐ
1mAメーターを11mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の10分の1の抵抗をつなぐ
途中省略
1mAメーターを100mAメーターとして使いたい--------- 内部抵抗の99分の1の抵抗をつなぐ


 このことが やっとわかった原因は   これ  でした !






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このことをサーキットビューワーで検証してみます
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(1)   回路に ぴったり1mAが流れるまで
がんばって 2つの VR を調整します

















(2)   安いバージョンなのでテスタが一個しか使えませんが
   メーターに流れている電流を測ります。

















(3)   おまけで、 分流器に流れている電流を測ります。











結果は

回路全体に1mA が流れている時に

分流器に 90%

メーターには 10%の電流が流れていることが

検証できました。





おわり

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