2010年10月16日土曜日

LT SPICEでAC解析をやってみました


















これはごく普通の電流帰還エミッタ接地電圧増幅回路ですが
コレクタ抵抗にコンデンサを掛けて周波数特性が
ローパスになるところをスパイスのAC解析をやってみました。

まず、AC解析のやり方なんですが


このようにACAnalysisのタブを押して
設定をします。


でも、このままでは

ダメでした。

おまじないがいるようです。

その

おまじない

とは


これ

です。


普段使ってる 信号発生器 というか Voltageの部品に AC解析の おまじないが要るようです。

その

おまじないなんですが



これ



です。





これに、0.5 とかなにか

AC解析用の電圧を書かないと駄目ですよ。








まだ おまじないが もうひとつ 必要です。

それは


出力を取り出すコンデンサー C1の片側を宙ぶらりんにしていると

AC解析が動かないようです。

そこで1MΩとか 1GΩとか 大きな抵抗を入れてごまかします。




AC解析で実線と破線と2つも表示されるので、 何がどうなっているのか 
非常に無知な僕にとっては
わからない状態が続いていたのですが

たぶん

実線が対周波数ゲインなんではなかろうかと思いマス。

破線は位相差のようです。





R2にコンデンサーを掛けない場合(普通のの場合)は上のようなAC解析でした




R2にコンデンサー 0.1μFを掛けてみると

LowPassFilterになるようです。




























でも、このコンデンサーの容量は大きい程 ローパスになりますが

(低い周波数だけを取り出せる)

増幅ゲインは落ちます。

ちなみに 0.1μFのとき、だいたい増幅度は 1 (増幅でも減幅でもない)

これより大きいと 元の振幅よりも小さくなります。




おわり

0 件のコメント:

コメントを投稿