何故かしら真空管の記事を読んでどうしても引っかかることがあります。
NPNトランジスタの場合ですがごく普通にエミッタ接地の電圧増幅回路について
説明してある記事を読むとエミッタの対接地電位(エミッタ電圧)というものがあり
普通は、1-2Vに設計し、ベースの電位は必ずエミッタよりも約0.6V高い電位となる
トランジスタの宿命があるのでベースの電位は必ずプラスになります。
ところが真空管の電圧増幅回路の記事をいろいろ読みますと
グリッド(トランジスタのベース)にマイナス3Vだとか
負のバイアス電圧を与えるように設定されている記事が目立ちます。
しかし真空管の回路図で見る限り
格別に負電源からラインを引いてあるものは無く
正電源のトランジスタの回路図と全く同じような回路図なんです。
なぜ真空管のグリッドが負なのか?
実際真空管の増幅回路でグリッドにテスタ棒(赤色)を当てて
テスタ棒(黒色)をGNDに当てた場合、テスタはマイナスの電圧を表示するのだろうか?
そう考えたとき、どうしても理解できなかったのです。
で
やっと
わかりやすいホームページを見つけました
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(確証とまでは言えませんが)
この記事を読むまでは 完璧にわからないことが、晴れました!
どうも「負」だ「負」だ...と言ってるのは GNDに対して 「負」なのではなく
カソード(トランジスタでいうエミッタ)に対して相対的に「負」なのだそうなんです。なーんだ!
なんかもう、これが本当だとしたら、あまりにも「GND無視」と言えはしないでしょうか。
真空管の時代はそもそもそういう発想が主流だったのでしょうか?
ともかく、そういうことなら 一応、 納得はいきます。
トランジスタで言えばこんな感じです。
エミッタ電位=2V ベース電位=0V
真空管のベース(じゃなくて)グリッドは直流的には0V
真空管のカソード電位を持ち上げてグリッドより数ボルト高くするというのが
真空管のやり方のようです。
でも なんか わかりにくいじゃないですか GNDを基本にしないと...まあ仕方ないね
とか なんとか 思いながら TINAで ひとつシュミレーションしてみました
過渡解析
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